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次世代型:コンパクト4.3” ecomatDisplay
オプティカルボンディングによる1670万色の鮮明な高解像ディスプレイと高性能プロセッサを内蔵したコンパクトで丈夫なハウジング。これが新型4.3” ecomatDisplayです。鮮明で印象的な画質と広い視野角のHMI。これにより、どのような位置からも表示内容を簡単に一目で確認できます。CODESYS 3.5環境のプログラミングにより、トレンド監視や追跡、アラーム・ユーザー管理、Web可視化等の重要機能が利用できます。また、LinuxベースのOSは、Qtによる個別表示等のカスタマイズも可能です。
ご愛顧いただいているecomatDisplayの他の製品と同様、建機・特装車向け4.3インチHMIも過酷な環境の使用に最適です。長時間の振動や、水分・埃に強く安定して動作します。耐久性のある製品として定評のあるifmのEMC性能をより向上させ、ドイツ連邦自動車交通局(KBA)の車載用E1型式認定を取得しているため、一般公道を走行する車両に搭載しても問題ありません。
つまり、4.3” ecomatDisplayは建機・特装車向けコンパクトHMIの新定番です。
4.3” ecomatDisplayの特長
製品の特長
オプティカルボンディング技術による1670万色・輝度1000 cd/m²の高解像ディスプレイは、日差しの強い日中も読みやすく視認性に優れています。
高温・低温、水分・凍結、汚れや振動に強い4.3” ecomatDisplay。アルミダイキャスト・FRP・熱硬化ガラスを使った丈夫なハウジングで、コンパクトHMIディスプレイは過酷な環境で安心して使えます。
高性能1.4 GHzデュアルコアプロセッサ、4GBメモリと1GB DDR4 RAM搭載で優れた処理性能を発揮します。
CAN、CANopen、SAE J1939、Modbus、Ethernet/IPのイーサネットプロトコル、MQTTやOPC UAの標準デジタル化規格、TCP/UDP通信など各種ネットワーク対応で、EthernetまたはUSBにより接続:幅広い通信に対応します。
次世代省エネ型のコンパクトecomatDisplayは、わずか5 W(Ethernetタイプ)~8 W(USBタイプ)の低電力消費で、小さいAGVや小型バッテリーの電気自動車に最適です。
タッチパネル式・キー操作式を問わず、コンパクトHMI共通のファームウェアとアプリケーションを読込んで実行できます。そのため機種選定の幅が広がり、ソフトウェアやプログラミングを追加する必要がありません。
システム構成

建機・特装車に求められるハイパフォーマンス通信
高性能1.4 GHz デュアルコアプロセッサ搭載の4.3” ecomatDisplayは、電力消費5~8 Wの次世代省エネ型です。高い処理能力と充実した通信機能を備えています。EthernetまたはUSB接続のラインナップで、Modbus、Ethernet/IPのイーサネットプロトコルやOPC UAなどの標準デジタル化規格、CANopen Master/Deviceなど、サーバ/クライアント機能で幅広いネットワークのリアルタイム通信・接続方式に対応します。また、SAE J1939のプロトコルや、Ethernet(TCP/UDP)、MQTTなどのさまざまな通信にEthernetまたはUSBで接続できます。USBタイプは、アダプタを使ってEthernet通信を利用することもできます。
このように、ecomatDisplay は建機・特装車の車載通信方式に幅広く対応しています。
4.3” ecomatDisplayは、1670万色のRGBキー操作式タイプと静電容量タッチパネル式があり、他にはない快適な操作性を実現します。
4.3” ecomatDisplayのアプリケーション例
同クラスの上を行く機能:4.3” ecomatDisplay
![]() 4.3” ecomatDisplay |
![]() 一般的な建機・特装車用の小型HMI |
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コントローラ/PLC | ||
プロセッサ | ARMデュアルコア、64ビット、1.4 GHz CPU | ARMシングルコア400 MHz |
メモリとRAM | 4 GB、1 GB DDR4 | 8 MB、288 KB SDRAM |
イーサネット通信プロトコル | TCP/IP、UDP、Modbus TCP(サーバ/クライアント)、Ethernet/IP | |
CAN通信プロトコル | CAN、CANopen、SAE J1939 | CAN、SAE J1939 |
内蔵ポート | 1×CAN、1×Ethernetポートまたは1×USBポート | CANのみ |
イーサネットアダプタ・USBポート接続 | (追加コスト要) |
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I/O | ||
取付 | 外部I/Oモジュールによるフィールド接続 | ディスプレイのI/Oでコックピットに接続 |
I/Oタイプ | CANopen | アナログI/OまたはバイナリI/O |
I/O接続数 | 16×入力、16×出力(設定可能)または入出力混合モジュール | 4×入力、3×デジタル出力(設定可能) |
センサ診断とリモートパラメータ調整 | ||
取付 | プラグ&プレイ式M12接続、ワイヤハーネス不要で作業時間が短い | ピン数が多く労力を要する、複雑なトラブルシューティング |
HMIディスプレイ | ||
サイズと解像度 | 4.3”、解像度800 x 480 | 3.5”、解像度320 x 240 |
色深度 | 24ビット、1600万色 | 18ビット、26.4万色 |
タッチ操作 | あり、PCAPタッチパネルを手袋着用と水濡れ状態で操作可能 | |
明るさ | 1000 cd/m² | 400 cd/m² |
バックライト調整 | 0~100%、設定可能 | 最大明るさを固定 |
回転表示 | 90°ステップの取付/回転可能 | |
キーパッド | ||
RGBバックライト | 24ビット、1670万色、設定可能 | 一色固定 |
ナビゲーションキー | カーソル機能(上下左右・決定)を直感的に操作 | 5×物理キー |
ハードウェア | ||
不揮発性メモリ | 8 kB | |
RTCクロック | あり、バッテリーバッファ最大15年 | |
ソフトウェア | ||
プログラミングソフトウェア | CODESYS 3.5またはQt | CODESYS 3.5 |
多言語サポートおよびレシピ/バッチ管理 | ||
トレンド監視・アラーム機能 | ||
パスワード保護によるユーザ管理 | ||
Web可視化機能 | ||
セットアップメニュー | セットアップとリカバリメニュー搭載 | 別途PCソフトウェアツール要 |
機械的仕様 | ||
消費電力 | 5~8 W | 12 W |
保護構造と取付 | IP65 / IP67、RAMマウントまたはパネル取付 | IP67、パネル取付 |
ハウジングおよびフロントガラス材質 | フロントフレーム アルミニウムダイキャスト、背面パネル FRP、熱硬化ガラス | プラスチック |
組込みLinuxの柔軟性
- CODESYS 3.5
• 定義済みのシンプルなライブラリ
•作成済テンプレートを使用するプロジェクトにより工数短縮 - プラグ&ワーク
PuTTYやWinSCP等の標準PCプログラムによるシンプルで高速なデータ交換(ログファイル転送等) - ファームウェアアップデートによるアダプタビリティ
QtやCODESYS環境で同じハードウェアの機能拡張やカスタマイズが可能 - 通信・接続方式に対応
Modbus、CAN、CANopen、SAE J1939、EtherNet/IPのイーサネットプロトコル、TCP/UDPP通信、OPC UAなどの標準デジタル化規格の各種ネットワーク対応で、EthernetまたはUSBにより接続